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「五条楽園って」其の参 |
- 178: 名前：湯女投稿日：2003/02/26(水) 11:14
- miさん、着物の基準に関して異議あり、ですか。その異議は、私も感じている事で、殆どの女性は、呉服屋のアドバイスをそのまま受けて着物を作っています。
近頃は嫁入り道具に、着物一式を揃えては行かなくなったのかも知れないけど、自分で組み合わせて決めて行く人は、相当着物に慣れ親しんでいる人でしょう。
五條では、浴衣の時も足袋をはいて行きます。半襟は別段白とは決まっていません。帯は、普段殆ど着物とは縁の無かった者が着るので、解いたり結んだりやりやすい様に半幅でも良いとされているのだと思いますが、以前はみんなちゃんとお太鼓だった様ですね。
このお太鼓結びも、時代劇を見ていたら誰もそんな結び方をしていません。
いつからお太鼓という結び方が出来たのでしょう？
もっと時代を遡ると、小袖に細帯だったり、着方も随分違います。
貧しかった時代では、庶民にはあれやこれやと選びようが無かったのでしょうが、いつの時代も、憧れは上流階級で、少しでも手が届く様になると、上流階級を真似て虚栄心を満足させます。
少しでも贅沢なものに手が届く様になった人達を巻き込んで、虚栄心・見栄につけ込んでお金を出させようと企んだ商売人達が作った決め事も沢山あるに違いありません。
私は別に決め事をきちんと守らないと着物を着てはいけない、なんて言っておりません。
もっと自由に着るべきだと思っています。
私など、センスが無いので、無難な所に頼ってしまっています。
出来れば、五條の芸妓さんは、お太鼓をして欲しいですね。でも、解くのはよいけど、結ぶのに時間がかかりますね。
それと、いくら名目上の芸妓とはいえ、芸の一つくらいは披露出来るようにしておいて欲しい・・・と思うのは私くらいかな？
随分前の話だと思いますが、五條通りを上がった所にある「鶴清」に（宮川町と合同だったり）、よく宴会で呼んでもらった、とお茶屋Ｆのおかあさんが言っていたのを思い出しました。
三味線の上手な芸妓さんが居たそうです。
それから、芸妓がお相手をお断りするのは、いろんなパターンがありますが、ＮＳを望む人は駄目ならお断り、１度お相手して合わなかったらお断り、ＮＳは当然としても、我が儘なお断りもあります。
私の場合、部屋に入ると客は横柄に寝そべって、目が据わった感じで、おまけに今から出ようと言われ、どうもおかしいと思いお断りしました。
後で知りましたが、手が後ろに回る事をして来た人でした。
ハァーッ！断ってヨカッタ！って思いましたよ。
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